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Champion Mayors

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ menue
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その1
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その2
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その3
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その4
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その5
包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ その6

2121年4月21日招待状
第5会年次総会のアジェンダ
遠藤町長ビデオメッセージ
共同文章



OECD(Organization for Economic Cooperation and Development;
経済協力開発機構)について

1.OECDの沿革
・昭和23年、米国による戦後の欧州復興支援策であるマーシャル・プランの受入れ体制を整備するため、欧州経済協力機構(OEEC)がパリに設立された。
・その後、欧州経済の復興に伴い、欧州と北米が対等のパートナーとして、自由主義経済の発展のために協力を行う機構としてOEECは発展的に改組され、昭和36年にOECDが設立された。
(日本は昭和39年に加盟。)
2.OECDの特色
・OECDは、1,900名を超える専門家を抱える世界最大のシンク・タンクであり、経済・社会の幅広い分野において多岐にわたる活動を行っている国際機関。
・特に、(1)経済政策・分析、(2)規制制度・構造改革、(3)貿易・投資、(4)環境・持続可能な開発、(5)ガバナンス(統治)、(6)非加盟国協力などの分野において活動を行っている。
・最近では、政策提言を実行に移す側面を重視し、自らを「シンク・ドゥー・タンク」と称している。加盟国は、こうしたOECDの活動への参加を通じて、自国の経済・社会政策や制度を調整・改善する機会を得ている。
3.OECD事務総長について
・アンヘル・グリア(メキシコ出身。平成18年5月より現職。)

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その1)

1.チャンピオンメイヤーズの概要
・不平等の格差や「包摂的な成長(=だれ一人取り残さない)」の達成に積極的に取り組む世界各国の都市の首長により、平成28年3月に結成された国際的連携組織。
・令和3年5月末現在のメンバーは、ニューヨーク(米国)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ストックホルム(スウェーデン)、ミラノ(イタリア)、ビルバオ(スペイン)など、計63名の首長。日本からは遠藤広野町長、小池都知事(東京)、林市長(横浜市)、高島市長(福岡市)の4名が選出されている。
・パリ市長のイダルゴ氏が議長を、OECD起業家精神、中小企業、地域及び都市センター(OECDの一部局)が事務局を務めている。

2.遠藤町長のチャンピオンメイヤー選出について
・平成31年10月、グリア事務総長、イダルゴ議長の連名で、遠藤町長をチャンピオンメイヤーに選出する旨の書簡が到着した。
・広野町は、平成26年から「国際フォーラム」を開催し、その後も早稲田大学と連携して「ふくしま学(楽)会」を定期開催しているほか、平成31年3月には町長自身がイギリスセラフィールドへ訪問し、地元コミュニティで講演するなど、小さな町でありながら、福島の復興について先進的な取組を継続して発信し続けていること等を合わせて評価されたものと考える。
・遠藤町長が選出されたことにより、未曾有の複合災害から広野町、福島県の復興の現状を広く世界に発信する機会が増えると共に、世界中の都市の取組から智慧を得る重要な機会であると捉えている。


包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その2)

3.チャンピオンメイヤーズ年次総会と共同文書について
・年次総会はこれまで4回開催され、それぞれ共同文書が取りまとめられた。
(1)第1回会合(2016年3月 ニューヨーク)
・教育、スキルと労働市場、住宅と都市環境、インフラストラクチャと公共サービスに関する包摂的な成長アジェンダの政策の柱を定義した「ニューヨーク提案」を採択した。

(2)第2回会合(2016年11月 パリ)
・都市の不平等の多面的な性質を捉え、包摂的な成長戦略の実施と評価において都市を支援するなど、ニューヨーク提案の柱を前進させるための明確なステップを提供する「パリ行動計画」を採択した。

(3)第3回会合(2017年10月 ソウル)
・2つの戦略分野(地域の気候と包摂的成長戦略を橋渡しする方法、都市が中小企業と起業家の包摂的成長の可能性を活用するための公平な競争の場を作り出す方法)に焦点を当てる「ソウル実施アジェンダ」を採択した。

(4)第4回会合(2019年3月 アテネ)
・社会、公共部門、技術革新の可能性を最大限に活用して、都市を繁栄が共有され、機会へのアクセスが公平になり、幸福が社会全体に拡大される場とすることにコミットする「イノベーションに関するアテネロードマップ」を採択した。

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その3)

4.チャンピオンメイヤーズ第5回年次総会について
・第5回年次総会は、令和3年3月にスペインのビルバオで開催予定であったが、コロナ禍によりオンライン形式にて5月28日に開催されることとなった。
・総会では、コロナ禍で取り残されるおそれのある若い世代をどのように支援するか、について議論が行われた後、共同文書「コロナ禍からの回復のための包摂性に関する若者への誓い」が採択される予定である。
・遠藤町長は、総会に向けて、「震災からの復興」に対する感謝の思いと、広野町における新型コロナ感染症への対策等についてビデオメッセージを発出した。

【参考:OECDチャンピオンメイヤーズ第5回年次総会 式次第】
(5月28日(金)19:00-22:00 オンライン(クローズドセッション))
19:00-19:10 開会
○歓迎挨拶:アンヘル・グリアOECD事務総長
○開会の辞:アン・イダルゴ議長
19:10-20:30 都市における5年間の包摂的成長:私たちが学んだこと
20:30-21:55 若者の望み:明るい未来を守る
○共同文書の承認
21:55-22:00 閉会挨拶 グリア事務総長

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その4)

○遠藤町長ビデオメッセージの内容
日本国福島県広野町長の遠藤智でございます。
広野町は、福島第一原子力発電所から20キロの距離にあり、2011年3月の東日本大震災・原子力事故に遭遇し、福島県双葉郡8町村7万3千名は、全町村避難を余儀なくされました。国際社会からご厚情を賜り、復興のための除染、インフラ環境整備を行い、当町は、「広野町ゼロカーボンシティ宣言」をいたし、9割の町民の帰還を捉え、みなし居住率は150%、廃炉従事者と避難生活者との7千名の安全安心な“共生のまちづくり”に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症への対策は、国の指針に基づき“新しい生活様式”を取り入れ、2021年3月よりワクチン接種に着手し、双葉地方は、復興・廃炉作業従事者1万人が参集しており、居住滞在者全体の感染者は20人程度に留まっております。
町は、「誰一人取り残さない」という「包摂的成長」の理念において、「人にやさしいまちづくり条例」を制定し、誹謗中傷や偏見に基づく差別的な言動を防ぎ、お互いがリスペクトする社会創出に取り組んでいます。コロナ禍で経済的に困窮している大学生やひとり親世帯に対しては、大学生への奨学資金貸与、ひとり親世帯への臨時特別給付金、各種就学援助支援に取り組んでいます。
2021年3月、東京オリンピックの聖火リレーが、復興のシンボルである当町に立地するJヴィレッジからグランドスタートしました。新型コロナウイルス感染症の万全な対策を講じ、「復興ありがとうホストタウン」として、東京五輪での選手の活躍を応援し、国際機関と連携し、スポーツ交流を通じ、広く文化交流に取り組み、多くの御支援に対する感謝の意を世界の方々にお伝えし、福島復興・創生に向けて躍進する元気な姿を届けてまいります。

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その5)

○共同文書「コロナ禍からの回復のための包摂性に関する若者への誓い」の概要①
前 文
・「OECD包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーズ」のメンバーは、都市、地域、国、そして世界中の不平等に取り組むための行動を起こすことを約束し、これまでの5年間で、①ニューヨーク提案(2016)、②パリ行動計画 (2016)、③ソウル実施アジェンダ(2017)、④アテネロードマップ(2019)の成果文書を取りまとめた。
・チャンピオンメイヤーズの活動5周年を記念して、これまでの成果を「包摂的成長の5年:OECDチャンピオンメイヤーズ」として取りまめることを歓迎する。コロナ時代における包摂的成長の追求
・今日、私たちは新型コロナのパンデミックに関連する前例のない危機に直面している。将来に向けた戦略と政策行動の中心に「包摂的成長」を据えるというコミットメントを改めて表明する。コロナ禍からの回復への備えのみならず、ニューヨーク提案から始まる私たちのコミットメントが引き続き私たちの戦略の中核であることを表明する。
コロナ禍の影響を受けた若い世代への支援
・私たちは、若者に対する制度的な社会的、経済的課題(不完全雇用、低賃金等)が、コロナ禍によりさらに悪化していることを認識している。特に、低所得者、移民家族、障がい者等に顕著に表れている。教育、訓練、雇用サービス、ヘルスケア、家族支援サービス、社会保護などが、若者にとって重要な多くの分野で主要な役割を果たしていると考える。

包摂的な成長のためのOECDチャンピオンメイヤーズ
(OECD Champion Mayors for Inclusive Growth)について(その6)

○共同文書「コロナ禍からの回復のための包摂性に関する若者への誓い」の概要②
コロナ禍の影響を受けた若い世代への支援
・私たちは、若者に対する制度的な社会的、経済的課題(不完全雇用、低賃金等)が、コロナ禍によりさらに悪化していることを認識している。特に、低所得者、移民家族、障がい者等に顕著に表れている。教育、訓練、雇用サービス、ヘルスケア、家族支援サービス、社会保護などが、若者にとって重要な多くの分野で主要な役割を果たしていると考える。
・私たちは、若者を支援するための取り組みをさらに進めるため、次の3分野で具体的な行動を取る。
(1)地域のサービスへの若者のアクセス改善
・若者への資金、食糧、ソーシャルケア支援、ホームレスの若者に対する緊急の住宅提供
・若者へのIT機器の設備、教育技術、デジタル学習資料へのアクセスの促進。実現可能な範囲で、個別指導イニシアチブ、放課後プログラム、サマースクールを実施する。
・メンタルヘルス問題への意識を高め、若者の多様なニーズや興味に関連する活動に従事するための若者専用のスペースを提供する。
(2)若者を労働市場へ移行させ、地域の経済的機会にアクセスさせるための支援
・若い求職者と地元の雇用主とのつながりを改善するよう努める。これには、地元の雇用サービスの強化、若い女性や移民に対する差別改善の行動が含まれる。
・若い起業家のビジネスの機会を拡大するために、女性と金融、知識・スキル、教官(メンター)へのアクセスを改善する。
・地元の雇用主が、仕事ベースの学習を提供することを奨励し、若者が専門的なスキルを身に付けることを支援する。
(3)地域の公共生活に若者が参加するための道づくり
・若者の民主的活動への参加を促す。市民と若者の評議会、デジタル他のイノベーション技術とプラットフォームを使用する。
・公共データや情報への若者のアクセスを拡大、促進、強化し、オープンガバメントイニシアチブを促進
する。

2121年4月21日付け招待状

(招待状の日本語訳)

第5回チャンピオンメイヤーズ年次総会へのご招待
チャンピオンメイヤーズ週間(5月25日~28日):より多くの包摂性、より良い回復のために

2021年4月21日

遠藤町長

今年は、「包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーズ会合」の立ち上げから5周年を迎えます。
チャンピオンメイヤーズのメンバーは2016年3月にニューヨークに集まり、不平等解消に取り組むことを表明しました。この取組の目標は、地域経済における社会的、経済的な連続性、全体的な住民の生活を改善することにあります。
私たちの住む都市は、多様で、革新的で、複雑で、多面的で、魅力的な場所です。今日、世界的なコロナの大流行、都市の不平等に取り組み、包摂性を促進するために、各メンバーの適切でタイムリーなコミットメントが重要です。

取組の5年目を記念して、遠藤様をOECDチャンピオンメイヤーズ会合にご招待します。
会合は、2021年5月25〜28日の予定で、「より多くの包摂性、より良い回復」に関する議論を行います。
チャンピオンメイヤーズウイークは、2021年5月28日の第5回年次会合と、3つのサイドイベントから構成されます。

<サイドイベント。一般公開>
・2021年5月26日(水)深夜0:00–1:30(日本時間)
「今のための後退、これは永遠ではない:都市の生産性回復に向けて」
・2021年5月27日(木)深夜0:00-1:30(日本時間)
「将来に向けて:パンデミック後の都市の再形成」
・2021年5月27日(木)午後4:00–5:30(日本時間)
「新型コロナウイルスの別の側面はもっと緑豊かな芝生になるのか?」

<第5回年次会合・チャンピオンメイヤーメンバー限定の会合>
・2021年5月28日(金)午後7:00–10:00(日本時間)
新型コロナの感染拡大は多くの分野で都市及びその住民に課題を与えました、それはまた、私たちが都市を発展させる方法を劇的に再考する機会と、すべての人に機会を提供するという経済的包摂性の重要さを知らしめました。チャンピオンメイヤーズウ イークでは、我々に何が可能か、議論を通じて互いに刺激し合う機会を与えてくれます。これまでの5年間を振り返り、教訓を引き出し、私たちが行ってきた包摂的成長のための努力を強化し、戦略化することを可能にします。

特に、5月28日に行われる第5回会議は、以下の2点を議論します。
1つ目は、総括文書「都市における5年間の包摂的成長」の作成です。これまでの5年間、チャンピオンメイヤーズがどのようなことを行ってきたかを振り返り、今後、包摂的成長を前進させるために我々に何ができるのかを議論します。
2番目の論点は、コロナ禍で取り残されるおそれのある若い世代をどのように支援するか、です。ここでは、過去の会合において我々が行ってきたのと同じく、共同文書“若者のためのチャンピオンメイヤーズ”として取りまとめ、コロナ禍における若者への関与、保護に我々がコミットすることを示します。

現在、渡航制限が掛かっているため、チャンピオンメイヤーズ週間はオンラインで開催されます。パリに渡航して参加を希望するメンバーについては、その時点で渡航が許可されている場合に、参加できる可能性があります。

今後数日のうちに、OECD事務局は、さらなる補足的な情報を提供し、また、事務方同士で連絡を取ります。メンバー全員が参加し、皆さんとオンラインでお目にかかれることを楽しみにしております。

ご参加をお待ちしております。
敬具

OECD事務局長 アンヘル・グリア
OECDチャンピオンメイヤーズ議長(パリ市長) アン・イダルゴ

第5会年次総会のアジェンダ

OECDチャンピオンメイヤーズ第5回年次総会 式次第
(5月28日(金)19:00-22:00 オンライン(クローズドセッション))

 

19:00-19:10  開会
○歓迎挨拶:アンヘル・グリアOECD事務総長
○開会の辞:アン・イダルゴ議長

19:10-20:30  都市における5年間の包括的成長:私たちが学んだこと
○このセッションでは、チャンピオンメイヤーズのメンバーが、①住宅市 場と都市環境、②労働市場、③インフラストラクチャと公共サービスを 含む、3つの分野にわたる包括的な成長政策、プログラム、イニシアチブについて話し合います。
○共同議長およびモデレーター:グリア事務総長およびイダルゴ議長
○説明者:OECD起業家精神、中小企業、地域および都市センター ラミア・カマラ・チューイ
○ディスカッション:
1.どの差し迫った社会的課題/問題があなたの自治体で包摂的成長ア ジェンダを採用するように駆り立てましたか。他の自治体があなた の自治体の例に従う方法に焦点を当てて、特定の問題とあなたの解 決策を簡単に説明してください。
2.増大する不平等に対処し、および(または)より包摂的にするため に、あなたの自治体はどのうな具体的措置を講じていますか。
①労働市場
②住宅と都市環境
③インフラと公共サービス
これらの柱の中から1つを選び、あなたの方針/措置を簡単に説明 してください。
3.あなたの自治体では、メガトレンド(デジタル化、気候変動、人口 動態の変化など)からの機をどのように活用して、包摂的な成長 アジェンダを推進してきましたか。
4.あなたの自治体は、このイニシアチブに参加することでどのような 恩恵を受けましたか。今後このイニシアチブから何を得たいと思 いますか。
5.コロナからの回復局面に直面して、より包摂的な都市を構築するた めには何が必要であり、今回は何を変えるつもりですか。
○セッション総括:イダルゴ議長


20:30-21:55  若者の望み:明るい未来を守る
○コロナ禍により世界中で市中封鎖(ロックダウン)が必要になり、若者 は学校、大学、そして若者を頻繁に雇用する多くの企業が閉鎖され、影 響を受けてきました。コロナ禍により、教育、仕事の経験、雇用の機会 が大幅に減少し、子供、学生、そして特に若い成人にとってこの危機は 特に大変状況です。このセッションでは、各チャンピオンメイヤーに よる包摂的な経済成長戦略を共有します。特に3つの主要な分野で若者 を支援する取り組みに焦点を当てます。①若者の地域サービスへのアク
セス、②地域の経済的機会への若者のアクセス、③地域の公的活動への
若者の関与。
○共同議長およびモデレーター:グリア事務総長およびイダルゴ議長
○ディスカッション
1.若者の地域サービスへのアクセス改善と福祉の促進
あなたの自治体は、コロナ危機の間に失われた収入の影響を軽減す るために、若者にどのように直接援助を行いましたか。
・特に不利な立場にある学生に対して、あなたの自治体はどのように して遠隔教育の平等な機会を確保していますか。
・コロナ危機によって悪化した若者のメンタルヘルスと幸福な環境に 対処するために、あなたの自体はどのような具体的な政策対応を 導入しましたか。
・自治体は、コロナ禍後のパンデミックに直面して、より包摂的な都 市インフラと公共サービスを構築しようとしていると思いますが、 あなたの自治体は今回、何を変えますか。
2.公的活動への若者の関与のための道の作成
・あなたの自治体では、パンデミックの際に若者の関与の度合いが増 加または減少していますか。具体的な例を教えてください。
・自治体ベースで有意義な若者の関与を促進するために、あなたの自治体で採用されている効果的な手は何ですか。

・あなたの自治体は、危機によってもたらされた混乱を緩和し、より 回復力のあるコミュニティを構築するために、NGOの若者の関係 者とどのように協力してきましたか?
・コロナからの回復とパンデミック後の成長に若者を含めるために、 あなたの自治体ではどのような措置を講じていますか?
3.若者のアクセスを改善し、経済的機会を創出する
・あなたの自治体は、若者がコロナ禍の危機を乗り越えるのを助ける ために、起業家精神育成の支援策をどのように調整し、拡充しまし たか。
・あなたの自治体は、若い求職者、特に不利な立場にあり、限界点に 達している背景を持つ人々を労働市場に結合するために、企業と関 連する経済的、教育的利害関係者をどのように動員しましたか。
・若者、特に低賃金または低熟練の若年労働者の仕事の質を向上させ るために、あなたの自治体はどのような具体的な政策措置を導入し ましたか。
 ・あなたの自治体は、先に挙げた措置のいずれかを恒久的にすること を計画していますか。コロナ禍後の回復局面に直面して、これらの 措置は、若者のためのより包摂的な労働市場を構築するための取り 組みにおいてどのように役割を果たしますか。
○共同文書の承認

21:55-22:00  閉会挨拶 グリア事務総長


共同文書

共同文書「コロナ禍からの回復のための包摂性に関する若者への誓い」

前 文
2016年3月29日に始まったOECD包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーズイニシアチブへの参加を通じ、私たち、世界中の包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーは、私たちの都市、地域、国、そして世界中の不平等に取り組むための行動を起こすことを約束しました。

これまでの5年間、OECD包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーズイニシアチブは、都市の包摂的成長を促進する上での首長のリーダーシップの向上が実際にどのように影響を与えることができるかを示してきました。

●ニューヨーク提案(2016)では、教育、スキルと労働市場、住宅と都市環境、インフ ラストラクチャと公共サービスに関する包摂的な成長アジェンダの政策の柱を定義し ました。
●私たちは、都市の不平等の多面的な性質を捉え、包摂的な成長戦略の実施と評価にお いて都市を支援するなど、ニューヨーク提案の柱を前進させるための明確なステップ を提供するパリ行動計画(2016)を提出しました。
●ソウル実施アジェンダ(2017)では、2つの戦略分野に焦点を当てました。1つは、 地域の気候と包摂的成長戦略を橋渡しする方法、もう1つは都市が中小企業と起業家 の包摂的成長の可能性を活用するための公平な競争の場を作り出す方法です。
●アテネロードマップ(2019)においては、社会、公共部門、技術革新の可能性を最大 限に活用して、都市を繁栄が共有され、機会へのアクセスが公平になり、幸福が社会 全体に拡大される場とすることにコミットしました。

包摂的成長イニシアチブによるチャンピオンメイヤーズの活動5周年を記念して、これまでの私たの成果を文書化して祝うストックテイク(棚卸し)文書「包摂的成長の5年:OECDチャンピオンメイヤーズ」の成立を歓迎します。

 

コロナ時代における包摂的成長の追求
今日、私たちは新型コロナのパンデミックに関連する前例のない危機に直面していることから、将来に向けた戦略と政策行動の中心に「包摂的成長」を据えるというコミットメントを改めて表明します。
この危機は、私たちの生活の全てに影響を及ぼしています。外形的な健康、仕事、教育面での変化が、金融セキュリティ、メンタルヘルス、社会的な繋がり、信頼に影響を及ぼしていますが、影響の程度は場所、事業所、年齢、性別、社会経済的背景に依拠した個人、出生地の如何によって異なります。

私たち首長は、対応の最前線に立ってきました。自治体レベルにおける国家施策の実施のその先を見据えて、私たちは、危機に対し幅広い短期的、中期的な観点からの対応を提供してきました。その対応は、物理的な距離(職場と通勤、若者を含む脆弱なグループ、ローカルサービスの提供、ビジネスや文化の面へのサポート、市民の関与)を含みますがこれに限定されません。

私たちは、コロナ禍からの回復に備えているのと同様、ニューヨーク提案、パリ行動計画、ソウル実施アジェンダ、アテネロードマップに示されたコミットメントが引き続き私たちの都市における戦略の中核であることを改めて表明します。

私たちはまた、2021年のOECD閣僚理事会においてOECD閣僚が求めたように、強力で、強靱で、グリーンで包摂的な回復の道を環境に配慮した包括的な回復への道を他のレベルの政府と連携して進めます。

 

コロナ禍の影響を受けた若い世代への支援
私たちは経済と社会への危機の影響に対処し、回復の準備を進めてきました。私たちチャンピオンメイヤーは、あらゆるレベルの行政機関(地方、地域、国及び世界)、ビジネス部門や市民社会からの参加者に対し、コロナ禍に起因した深刻で不均衡な経済的、社会的崩壊に苦しんでいる若い世代に特に注意を払うことを呼びかけてきました。

私たちは、若者に対する制度的な社会的、経済的課題(不完全雇用、低賃金、停滞した雇用市場、学生の負債の増加、高額な住宅価格)が危機以前から顕著であったことを認識しています。これらの課題は、コロナ禍によりさらに悪化していることを認識しています。特に、既に不安定な状況下にある若者(低所得の背景を持つ者、移民家族、障がい者、在宅または在宅介護の者、若い親、マイノリティグループに所属する者を含む)にあってはなおさらです。

私たちは、各国が実施した多くの介入が危機の影響を緩和した一方で、コロナ禍のために失われた機会(教育、雇用、健康、市民参加など)は、若者の将来や幸福に対し、長期に渡る悪い影響をもたらす可能性があることに注視しています。

私たち首長は、教育、訓練、雇用サービス、ヘルスケア、家族支援サービス、社会保護などが、住宅、地域の公益事業、レクリエーション(文化、スポーツなど)と同じく、若者にとって重要な多くの分野で主要な役割を果たし、果たすべき重要な役割を担っていると考えます。

私たちは、地域のイニシアチブはより広範な地域および国の政策の枠組みの中で機能していることを認識しており、また、私たちは国、地域または地元の機関の発展のため、他の利害関係者との積極的な対話を促進することにコミットしています。

私たちは、さまざまな地元のプロバイダーをまとめることにより、若者への調整されたサポートサービスを提供します。

私たちのコミットメントの象徴として、そして私たちの特定の地域および国の状況を考慮し、私たちチャンピオンメイヤーは、ここにおいてコミュニティ、青年組織、教育機関、大学、市民、NGO、雇用者、社会的企業、およびコロナ禍で深刻な影響を受けた若者を支援する私たちの取り組みを拡大させる他のレベルの政府機関との協業を約束し、若者世代の強靱力と包摂的回復を確保するための取り組みを強化します。加えて、利用可能な助成金、実施中の回収金、支援基金、その他の革新的な資金調達メカニズムの活用も行います。

私たちは、若者を支援するための取り組みをさらに進めるため、次の3つの主要分野で具体的な行動を取ります。i)地域のサービスへの若者のアクセス、ⅱ)地域の経済的機会への若者のアクセス、ⅲ)地域の公的生活への若者の参加。

これら3つの分野で、私たちは他の地元の関係者(公的雇用サービス、高等教育機関、コミュニティカレッジおよびトレーニング機関、社会サービス、コミュニティセンター、社会経済組織、イノベーションラボ、文化的、創造的セクターおよび民間セクター(大、中、小企業及び社会的機関)など)と積極的に交わることをコミットします。これらが教育、訓練の面から、若者に対して調整されたサポートを提供し、若者の幸福と発達のためのより大きな市民参加の機会を拡大することをコミットします。

 

1.地域のサービスへの若者のアクセス改善
●私たちは、コロナ禍による収入減の影響を軽減するために若者を即座に支援し、資 金、食糧、ソーシャルケア支援、ホームレスの若者に対する緊急の住宅提供への取 り組みを加速します。

●私たちは、学校が閉鎖されている間、あるいは教育機関が徐々に再開する段階にお いて、若者と学生の学習支援を引き続き実施します。これには、特に不利な立場に ある若者へのIT機器の設備、教育技術、あらゆる種類のデジタル学習資料へのアク セスの促進が含まれます。また、実現可能な範囲で、個別指導イニシアチブ、放課 後プログラム、サマースクールなど、若者が学習機会の損失を取り戻し、それを補 うことができるよう支援に努めます。

●私たちは、メンタルヘルス問題への意識を高めることを含め、若者のためのタイム リーでアクセス可能なメンタルヘルスサポートに投資し、促進するよう努めます。 特に、スポーツ、文化、社会活動の促進、若者が集まり、多様なニーズや興味に関連する活動に従事するための若者専用のスペースを提供することに注意を払います。

●私たちは、特に若者を対象とした供給側の措置の実施を含む、すべての若者に対す る手頃で利用可能な住宅の提供を高めるための新たな措置を講じます。必要に応じ て、学生や若い研究者のために、社会的で手頃な価格の住宅への支出を実施します。

 

2.若者を労働市場へ移行させ、地域の経済的機会にアクセスさせるための支援
●私たちは、若い求職者と地元の雇用主とのつながりを改善するよう努めます。これ には、雇用市場から遠い者(学歴の低い人や恵まれない地域など)に対するアウト リーチプログラムの開発による地元の雇用サービスの強化、若い女性や若い移民な どのグループに対する差別に取り組むための行動が含まれます。 そうすることで、
私たちは地元のコミュニティ組織、サービスプロバイダー、雇用主に働きかけ、若 者が利用可能な雇用機会を確保して最大限に活用するために必要な資格、スキル、 経験、ネットワークを取得できるよう支援します。

●私たちは、社会経済の分野を含め、若い起業家のビジネスの機会を拡大するための 新たな一歩を踏み出します。これには、若者、特に若い女性が直面するビジネス創 出の障壁への対応(例:金融へのアクセスの制限、知識やスキルの欠如)やビジネ スネットワークと教官(メンター)へのアクセスの改善が含まれ得ます。

●私たちは、地元の雇用主が見習いその他の形式による仕事ベースの学習を提供する
ことを奨励し、関連機会を見つけるのに苦労する若者を支援するよう努めます。 また、若者が関連する仕事の経験を積み、専門的なスキルを身に付けることを支援するため、私たちの自治体内で仕事に基づく学習の機会を創出するよう努めます。

●私たちは、若者の仕事の質の向上、特に低賃金またはスキルの低い若年労働者への 質の向上に取り組みます。これには、取り組みをサポートするキャリアパス(ワー キングプアへの対応(生活賃金運動を含むがこれに限定されない)、非正規雇用へ の対応(雇用主と協力して、安全、品質、アクセスへの可能性などの労働条件を改 善すること))への開発が含まれ得ます。
私たちはまた、地元の雇用主と協力して、生産性と賃金の高い仕事につながる優れ た人材と管理慣行を広め、持続可能な生産と消費を支援します。

 

3.地域の公共生活に若者が参加するための道づくり
●私たちは、若者の民主的活動への参加と若者の地域の政策(気候変動対策から教育、 住宅へのアクセス、その他の主要な政策に至るまで)決定への関与を促進するよう 取り組みます。例えば、市民と若者の評議会、デジタル他のイノベーション技術と プラットフォームの使用、対象への市民モニタングや公共イノベーション研究を 通じたことが考えられます。
●私たちは、公共データや情報への若者のアクセスを拡大、促進、強化し、意思決定者の透明性と説明責任を高め、公共政策の共同作成と共同実施を促進するためのオ ープンガバメントイニシアチブの促進に取組んでいきます。

●私たちは、コロナ後の都市における若者の職場、労働機関、ボランティアグループ における強靱性、社会的結束、世代間の連携構築などを通じ、公的機関ではない若 者の利害関係者と協力し、これを支援します。

●私たちは、限界に達したグループや過小評価グループを含む若者に市民空間を提供 し、若者の声を高め、政策立案において彼らの見解を考慮に入れるよう努めます。

 

OECDと支援機関の役割
私たち、包摂的成長のためのチャンピオンメイヤーズの世界的な連合は、私たちの努力が包摂的な経済回復と都市におけるより良い強靱性に不可欠な要素であることを認識しています。 私たちは、世界中の都市で、背景、収入、年齢、性別、民族的背景に関係なく、社会のすべてのメンバーが成功を収められるように協力します。

OECD及び包括的成長イニシアチブのためのチャンピオンメイヤーズへの支援機関(ブルームバーグ慈善団体、ブルッキングス研究所、都市同盟、C40気候リーダーシップ都市グループ、フォード財団、持続可能性のための地方自治体(ICLEI)、リンカーン土地政策研究所、国際都市連盟、都市・自治体連合(UCLG)、ユナイテッドウェイ)は、若者のより良い生活のためのより良い地域政策を設計するための以下の取り組みを支援します。

●都市の不平等の多面的性質と、若者の社会経済的移動性を含むコロナ後の経済的影 響を測定するためのデータや指標の双方の観点によるエビデンスベースでの改善、 また、包摂的成長を促進するための最も効果的な政策手段。

●コロナからの回復の取り組みを支援するために、チャンピオンメイヤーの都市との 的を絞った政策対話を通じ、自治体が独自の包摂的成長政策を実施、監視、評価す るための的を絞った支援の提供。

●地域の包括的成長政策の柱を刷新し、若者に関連するものを含め、差し迫った新た な都市の課題に対応し、関連性を維持できるようにすること。

●不平等に取り組み、都市の包摂的な成長を促進するために、地方および国レベルの 優先事項を橋渡しするためのプラットフォームを提供し、促進し続ける。

●若者の包摂的な成長を促進するためのグッドプラクティスを共有し、各国政府や国際フォーラムを通じて若者の支援の知名度を高め続けます。